![]() 悩みごとや困ったことがあると、いつでもどこにでもあらわれてすぐに解決。 ふしぎなおばあさんの物語。 夜、扉を「トントン」とノックする音がしたので、「こんな時間に誰だろう?」と思い、開けてみると、 真っ黒い格好をしたおばあさんが立っていました。 「坊や・・・・鍵をなくしたのかい?」 「え・・・・」 (なくしてないし・・・・家にいるし・・・・だいいち坊やではないし・・・・) 「お腹が空いただろう、わたしが何か作ってあげるよ」 と勝手なことを言いながら、スタスタと入ってきて、おもむろに冷蔵庫を開け、 「うーん、何にしようかね」 「どうしようかね・・・・」 「そうね、あれにしようか」 「これを買っておいで」 ・タマネギ 1ヶ ・ミルク 1ヶ ・マギーブイヨン 1ヶ ・ドライパセリ 1ヶ ・ウグイスボール 1ヶ 「え・・・・」 (冷蔵庫のもの使わないの・・・・全部「1ヶ」って、適当・・・・) 買ってきた食材を、「さっさと渡しな!」と言って奪い取ると、 ・まずはタマネギをみじん切り。 ・熱したフライパンにタマネギを入れると手早く炒め(茶色になる直前まで)、 ・ミル・ミキサーでペースト状に。 ・鍋に入れ、牛乳、マギーブイヨンを加えて熱し、 ・塩で味を調えて、「たまねぎのポタージュスープ」の出来上がり。 ・器に入れてパセリを少々ふりかけましょう。 ![]() 「さ、頂こうかしら」と、スープをゴクゴク飲み干し、ウグイスボールをさっさと鞄に詰め、 「温まっただろ?」と言い捨てて帰っていきました。 ・・・・ありがとう・・・・かぎばあさん。
by DIAMOND-IROASENAI
| 2006-11-03 23:56
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